カリキュラムとその特色

カリキュラムとその特色

自由な履修制度

自由に分野や学年を横断し科目選択することで、
自分だけのキャリアをつくることができます。

イノベーションの基礎となるリベラルアーツ

工学を学ぶために必要な自然科学系の基礎科目に、

アート系科目や人文・社会科学系科目も加え、

自ら課題を発見し、独創的な“ モノづくり” と“ 価値づくり” が行える人材を育成します。

芸術(造形デザイン)科目

自分の興味や感性を活かして、新しいものやサービスを生み出す創造力を、理論と演習の両面から学びます。

造形基礎演習 Ⅰ・Ⅱ

創造とデザインの理論

エンジニアリングビジネス概論

キャリア形成基礎科目

キャリア形成に必要な個性の把握と、その上に立った未来像の設定、それを社会で実現する方法を学びます。

自己プロデュース Ⅰ・Ⅱ

技術者倫理

起業論

情報ビジネス

情報・工学基礎科目

情報学やプログラミング・電子制御などや電気・機械など、工学の学問・研究に必要な基礎学力を幅広く養います。

情報学概論

プログラミング基礎

電子工学

機械工学概論

理科・数学基礎科目

高校数学 Ⅲや高校物理など、未履修者を対象とした科目を設定し、オンラインなどを活用し丁寧な指導を行います。

微分積分

線形代数

確率・統計

物理基礎

化学基礎

歴史・文化教養科目

課題発見に必要な批判的思考や、創造の基盤になる歴史・文化を学び、工学を再構築する思考力を養います。

批判的思 Ⅰ・Ⅱ

技術と理念の日本美術史

歴史文化工学

ピックアップ科目

自己プロデュース Ⅰ・Ⅱ

人生を主体的に生き、キャリア形成を確固たるものにするには、自己の強みと弱み、興味と関心などの個性を把握して、その上に立つ適切な未来像を描く必要があります。本科目では、学生1人1人が自分だけの未来像を確立して、それを段階的に実現していく方法を学びます。

起業論


自分なりの個性と感性から発見したビジネス・チャンスや創造的な製品・サービスは、既成の組織では実現できない場合があります。そうした際に起業することも選択肢にできる人になるために、ロールモデルとなる女性起業家の講義等を参考にしてビジネス・プランを作成し、必要なことを学びます。

批判的思考 Ⅰ・Ⅱ

和を重んじる日本人が苦手とする能力の一つがクリティカル・シンキング(批判的思考)です。本科目では、異分野の正しい学識に立った上で工学を批判する演習を通じて、異なる立場から正しく批判する力、異分野の理解から生じる興味の多様性、現代工学の限界と発展の可能性を学びます。

新分野を開拓する専門教育

生体医工学エリア

生体医工学に関する系統的な知識、計測・研究方法、高度な応用能力を身につける科目を中心に履修します。そして、医療・健康・福祉などの分野で活躍できるエンジニアを目指します

応用科目

生体医工学演習

生体機能学

ヘルスプロモーション

ヒューマンキネティクス

基礎科目

認知神経科学

生体計測基礎実習

生体力学

医工学概論

ピックアップ科目

生体医工学演習

病院や福祉施設などで使用されている画像診断機器、治療機器、福祉機器の計測原理を理解し、複数の装置を実際に操作・使用することで、機器操作スキル・データ解析・統計的処理などの能力を身につけます。

医工学概論

医学・医療の原点を理解するとともに、生体の働き・特性を理解した上で、医工学の基礎となる方法論、生体計測や生体イメージング法など工学的理解が必要とされる様々な医工学機器の知識を身につけます。

情報エリア

データ処理に必要な数理系の科目と、実世界とのインタラクションに関する科目を中心に履修します。対象からデータを収集する機器を自ら創り出すとともに、収集したデータの処理・分析もこなし、新たなシステム開発を行える力を身につけます。

応用科目

五感情報設演習

関係データ分析

ヒューマンインターフェース演習

コミュニケーション工学

基礎科目

最適化

メディア工学演習

センサ工学

パターン認識

ピックアップ科目

生活支援と福祉工学

高齢者や障がい者の生活を支援する技術を開発・研究するために、その対象の基本的な特性や課題を理解し、移動や食事、会話といった生活支援の技術を学び、安全性や信頼性を考慮したスキルと能力を身につけます。

センサ工学

生体や環境の情報を正しく計測できるようになることを目標に、力や熱、光などを数値化・可視化するセンサの構造や仕組みと、センサが取得した情報を適切に処理する信号処理の手法を学びます。

人間環境エリア

都市・建築の環境を理解する知識と計測する技術を学ぶ建築環境系科目と、それらをデザインする技術と芸術性について学ぶデザイン系科目を中心に履修します。室内環境、素材、情報技術などから都市・建築環境を改善するデザインや製品を提案する力を身につけます。

応用科目

建築都市発展演習 Ⅰ・Ⅱ

プロダクトデザイン演習

プロジェクト・デザイン演習

河川・海岸工学

芸術文化発展演習

基礎科目

建築環境工学

環境・防災科学

プロジェクト・マネジメント

都市・建築デザイン学

エンジニアリングビジネス演習

ピックアップ科目

建築環境工学

建物内部の音、光、熱、空気について科学的に学び、安全で安心な環境をつくり、生活を快適なものにする知識や技術を学びます。また、省エネルギーやライフサイクルエネルギーなどの基礎事項も学修し、生活空間の性能について考える基礎的能力を身につけます。

都市・建築デザイン学

都市・建築は、各種の空間デザインと、交通や情報を含むネットワーク機能で構成された環境です。こうした都市・建築の近代以降のデザインの思想と潮流について学び、これからの情報化がもたらす新しい都市・建築を考える教養を身につけます。

材料工学エリア

工業製品の基盤となる材料を分子レベルで研究するために、数学や理科、物理の基礎を学ぶ科目から素材に関することを専門的に学ぶ科目を中心に履修します。その後、卒業研究を通して製造業や公的研究機関で研究開発に従事するためのスキルを身につけます。

応用科目

高分子材料学

機能性高分子材化学

機能性有機材料化学

有機工業化学

高分子構造 無機化学

基礎科目

機器分析化学

物性工学

応用物理化学実験

有機・無機化学実験

ピックアップ科目

応用物理化学実験


有機材料の合成・評価により、物理化学の応用展開を実験で行います。有機材料として導電性高分子および高分子ゲルを扱い、最新分析機器による物性評価により、他の講義で学んだ化学の理解もさらに進めて深めます。

高分子材料学

動物、植物などの生体組織や繊維、プラスチック、ゴム、樹脂等は高分子により構成されています。高分子の性質は構造に大きく依存するため、高分子材料の特徴を学び、高分子繊維材料を中心に高分子材料の構造と物性との関連について学びます。

PBL創造的課題解決演習

新分野の開拓や価値創造を育む

心と身体を働かせて、ユーザーや地域社会の課題を見つけ、

分野横断的に解決へ向けて実践的に探求する社会・工学系の演習です。

複数分野の教員が指導を合同で担当します。

必修

価値創造体験演習

新しい価値をもった作品を制作することにフォーカスし、専門科目の学びを活かしてエンジニアリング・イノベーターとして思考・行動することの体験的基盤をつくることを目的とします。たとえば、エンジニアリングを用いた面白い制作物をチームで企画して制作し、学園祭で展示して来校者の評価を受けることで、自分たちのアイディアに対する社会的評価を体験します。

必修

エンジニアリング演習

技術がどのようにして私たちと社会を結ぶのかを体験し、その後の専門科目の知識や技術と私たちとの繋がり方や、技術の目的を学びます。たとえば、簡単なプログラムで作動するセンサを内蔵したシステムを制作して、センサで受信する情報を、制作チームで決めた目的に合わせて処理して作動させることに取り組みます。

選択必修

ユーザー指向開発演習

技術中心の開発姿勢でなく、使用する側の考えや生活習慣、趣味判断等を考慮して、ユーザー側から「何をつくるべきか」を探究する方法を学びます。たとえば、高齢者などの特定ユーザーを設定し、そのユーザーの心理や身体情報をもとに、必要なエンジニアリングを考案します。また、不特定のユーザーへのヒアリングやアンケートを通じて、そこにある潜在的需要の把握、ユーザーの分類やユーザーモデルの設定を行い、それに対処するエンジニアリングを考える過程を体験学修します。

選択必修

コンセプチュアルデザイン演習

エンジニアリングの活用場面において、全体を一貫した考え方で統一的に行う方法を学ぶことで、将来、エンジニア・イノベーターとして企画を担当する力や、プロジェクト・リーダーとして一貫性をもって事業を遂行する力を育てます。たとえば、メディアを利用した広報活動の計画や課題解決のために工学知識を用いた具体的な解決方法の提案など、コンセプトの立案からプロトタイプの制作までを体験学修します。

選択必修

社会改善起業演習

後進国や被災地などの限られた資源状況の中で、最適解のエンジニアリングを考えることにフォーカスする演習です。具体的な内容は、チームごとに対象とする地域を選び、その地域の現状と問題を調査・分析し、エンジニアリングによって解決できる課題を定め、現実に利用できる資源と技術を調査した上で、課題を解決する方法を考案します。さらに、その方法がビジネス的に成立する事業計画を立案するところまでを行います。

奈良女子大学工学部